治療の方法

治療には「教育・療育的支援」「お薬による治療」があります。治療の目標は、ADHDの子ども本人が自分の特性を理解し、自分の行動をコントロールできるようになることによって、その子の生きにくさが改善されること、友達に受け入れられ、他の子どもたちのように充実した生活が送れるようになることです。『扱いやすい子』にすることが治療の目的ではないのです。

治療の効果を判断する際には、教室での症状コントロールの効果だけでなく、生活全般を通して、友達との関わりや家族との関係が良好であるかをみることも大切です。

教育・療育的支援

お薬を使わない治療として、子どもの周りの環境を整える(環境調整)、保護者の方が具体的な対処法を学ぶ(ペアレント・トレーニング)、本人が適切な行動を学ぶ(ソーシャルスキル・トレーニング)といった、教育・療育的支援があります。

お薬による治療

2018 年1月現在、日本においてADHD治療薬として承認されているお薬は、下記の3つです。

  • ・注意欠陥/多動性障害治療剤(選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬)
  • ・中枢神経刺激剤

その他にも個人の症状に応じて、抗うつ薬、抗精神病薬、情動調節薬、抗けいれん薬等が処方される場合もあります。

監修:
社会福祉法人恩賜財団母子愛育会 愛育研究所 愛育相談所 所長 齊藤 万比古 先生
白百合女子大学 発達心理学科 教授 宮本 信也 先生

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